骨折とは
骨折の原因の多くを占めているのが外傷です。例えば、交通事故、転倒、転落、衝突などが挙げられます。交通事故や高いところからの転落が原因となる場合、複数個所を同時に骨折してしまったり、開放骨折など重度の骨折となることもあるため、注意が必要です。
また、外傷の他の原因としては、過度の運動による疲労骨折や、骨粗鬆症やがんの転移によって骨がもろくなることで骨折してしまうケースもあります。
骨折の症状
骨の周辺には血管や神経が張り巡らされているため、骨折をすると患部の腫れや強い痛みが生じることが多いです。また、皮下出血によって患部とその周辺に青いあざができることもあります。その他、手足を骨折した場合は歩行や物を持つ動作ができなくなるといった機能障害も起こります。
骨折の診断
医師の診察や患部の触診を行った後に、レントゲン検査、MRI検査などによってさらに詳細な検査を行います。検査にて捻挫、脱臼、打撲などとの区別を行った上で、骨折の確定診断となります。
骨折の治療
骨折の治療は、整復と固定の２つに分けられます。まず、整復では、可能な限り骨を骨折前の状態に戻すことを目的として、医師が患部を引っ張ったり曲げたりすることで調整を行います。
そして、ギプスやスプリントなどで整復した部位を固定して、骨がくっつくまで患部を安静に保っていただきます。なお、整復と固定で骨がくっつかない場合や、開放骨折の場合については、手術を行って針金や板で整復した患部を固定することがあります。
当クリニックでは、数々の骨折の症例を担当してきた経験豊富な専門医が在籍しております。患者様のお身体になるべく負担をかけないよう、細心の注意を払って治療にあたっていきますので、どうぞご安心して治療のご相談をいただければと思います。また、手術が必要となった場合でも、対応可能な高度医療機関をご案内いたしますのでご安心ください。
