リウマチについて
リウマチ性疾患とは、関節の痛み、腫れ、筋肉のこわばりなどの症状がある病気全体をさすことが多いですが、この中にはいろいろな病気が含まれています。
なかでも“関節リウマチ”の痛みは大変つらいものです。
すでにリウマチのために苦しんでおられる方、あるいはリウマチではないかと心配しておられる方のために、少しでもお役に立てるのではないかと思います。
お気軽にご相談ください。
リウマチ科について
リウマチ性疾患(特に関節リウマチ)について薬物療法、リハビリテーションなどの治療を行っている科です。
リウマチ性疾患とは体の多くの関節ならびにその周囲が炎症を起こし、痛みがおきる病気の総称です。
具体的には関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症、シェーグレン症候群など原因がはっきりしていない疾患群のひとつです。
関節リウマチとは
関節リウマチとは、免疫異常によって関節に炎症が起きてしまい、関節に腫れや痛みが生じる病気のことです。
発症原因は未だ分かっておらず、先天的な要因や歯周病、喫煙などが関係すると考えられています。
関節リウマチの症状
- 関節の腫れ、痛み
- 朝のこわばり
- 疲れ、倦怠感
比較的症状が起こりやすい場所
- 手関節
- 中手指節関節(手指の付け根にある関節)
- 近位指節関節(指先から2番目の関節)
まず片手から症状が現れ、次第にもう片方の手にも症状が現れてくるケースが多くなっています。気になる症状があればお気軽に当院までご相談をいただければと思います。
リウマチの診断
問診、視診、触診、レントゲン、超音波検査、MRI、血液検査により、診断基準を参考に診断します。
リウマチの治療
リウマチの治療は、日々変化しており、メトトレキサートに代表される抗リウマチ薬、生物製剤の登場により、私が研修医時代とは全く異なっております。
そのため、現在では多くのリウマチ専門医は「リウマチ診療ガイドライン」、日本リウマチ学会およびアメリカリウマチ学会、ヨーロッパリウマチ学会の「ガイドライン、リコメンデーション」を参考にし、かつ、患者様個々の状態を勘案して、加療計画を立てます。